エアコンとアレルギーについて
目次
「エアコンのフィルター掃除をしないと子どもはアレルギーになりますか?」
「子供の空咳が止まらなくて原因不明です。エアコンは関係してますか?」
「アレルギー性鼻炎は、エアコンクリーニングをすれば良くなりますか?」
整理収納アドバイザー『くりん』
昔と違って、子どものアレルギーの発症数は増加しています。
そして、お子さんのハウスダストアレルギーで、頭を抱えているお母さんも多いです。
なかには、自分の掃除の仕方が悪いんだと、自責の念に駆られてしまうお母さんもいますよね。
でも、これってお母さんのせいではなく、現代の住環境が関係しています。
少し難しい話ですが、住宅研究総合財団が発表した「住宅におけるカビアレルギーとその予防に関する研究 」によると、今の日本の住宅は、断熱性と気密性が進んでいて、家の中でカビが繁殖しやすくなっているんですって。
今回は、今、子どものアレルギーに頭を抱えているお母さんのために、
エアコンクリーニングとアレルギーの関係について書いてみました。
整理収納アドバイザー『くりん』
エアコン掃除で出た真っ黒な汚水に浮いてるのがカビ・・・
これらを子供が吸わなくなれば、アレルギー症状が無くなるのは納得できる。
アレルギーになる理由は、様々ですが、エアコンが原因の場合もありますので、参考になさってください。
この記事を監修してるのは、「全国ハウスクリーニング協会 ハウスクリーニング技能士在籍事務所」です。
エアコンクリーニングをしたらアレルギーは止まる?現場のお客さんの声は?
エアコンクリーニングをして、アレルギーが改善したお客さんって、いるんですか?
整理収納アドバイザー『くりん』
エアコンクリーニングとアレルギーの関係は、科学的には証明されていません。
でも、吹き出し口に黒いカビが見えたり、1年以上、エアコン掃除をしていなければ、いつ子供がアレルギーになっても不思議ではありません。
目に見えないホコリやカビが部屋中に飛び交っていると疑ってみてください。
エアコンには、クラドスポリウム、アルテルナリア、アスペルギルスなどのカビが生息しています。
ホコリやカビやダニが、子供と赤ちゃんのアレルギーを発症させている?
アレルギーの原因は、以下の要因があると考えられています。
・空気の汚れ
・食生活の変化
・睡眠不足などによる体力の低下
・衛星的すぎる生活環境
・遺伝
このなかで、空気の汚れが引き起こしているアレルギーや病気なら、換気やエアコン掃除で状況は改善できます。
昔と違い、日本人の生活環境は変わってきました。
断熱効果が高いということは、家が密閉されているということです。
汚れているエアコンでクーラーを使えば、お部屋の空気も汚れて、それがこもります。
掃除をしていないエアコン内部には、大量のホコリ、カビ、ダニの死骸、花粉がいます。
この状態でクーラーをつけると、部屋中にこれらハウスダストが放出されるわけです。
暖房または冷房をつけると、くしゃみ、鼻水が出て、目がかゆくなる。
エアコンがクサい。
吹き出し口に、黒いカビが見える。
こんな身体症状が出ていれば、要注意。
部屋に窓がなく、換気が悪いところは、とくに危険です。
免疫力の低い子供は、アレルギーになってしまいます。
また、湿度の高い梅雨には、アレルギーだけでなく、カビが原因で肺炎になる人も・・・。
病後明けで免疫力が弱っているお年寄りがいるご家庭は気を付けてください。
もし、お部屋の掃除をしているのに、お子さんがハウスダストのアレルギーになってしまっているご家庭は、今すぐエアコンの汚れをチェックしてみてください。
エアコンフィルターにホコリが溜まれば、新品のエアコンでもカビが生えます。
エアコンフィルターにほこりが溜まって、そこに湿度が加わると、買ったばかりの新しいエアコンでもカビが生えるって知ってましたか?
整理収納アドバイザー『くりん』
私も、毎月フィルターの掃除をしなくちゃ。
小まめに外して、掃除機でホコリを吸い取るようにします。
お掃除ロボット付きのエアコンでも油断大敵です。
ホコリを放置していると、カビは居心地が良く増殖スピードが加速します。
フィルター掃除は、今以上にカビを増やさないための予防だと思ってください。
エアコンのカビの除去には、エアコンを分解して内部の汚れをしっかり落とす必要があります。
カビキラーでエアコンのカビを落とすという情報がSNSで拡散されてますが、これはデマですので、絶対にマネしないでください。
赤ちゃんのいるご家庭にエアコンクリーニングをオススメする理由
エアコンの汚れが、子どもや赤ちゃんの健康にどう影響するのでしょうか?
下記の症状は、免疫力の弱い子どもや赤ちゃんほど、気をつけたいところです。
・アレルギー性鼻炎
・皮膚アレルギー
・ぜんそく
・気管支炎
いちどアレルギーになってしまうと、体力がつくまで症状が続いてしまいます。
整理収納アドバイザー『くりん』
子供や赤ちゃんの居るご家庭は、毎月1回は自分でフィルター掃除をして、
年1回は、エアコン内部まで、しっかりエアコンクリーニングしてくださいね。
エアコン以外に考えられるアレルギーの4つの原因
食生活の変化
欧米化している食事により、日本人の免疫力が変化してきています。
牛乳や卵などからアレルギーになる子供も増えていますね。
食事アレルギーは、1歳未満で発症することが多く、年齢を重ねるごとに9割近くは自然回復していきます。
睡眠不足による体力の低下
子供だけでなく、大人も同じですが、睡眠不足が続くと、免疫力が低下しますよね。
どんなにキレイに掃除をしても、ウイルスは絶滅しません。
日々私たちは、ウイルスの中で生活をしていますので、免疫力が低下すると、アレルギーやアトピーになる可能性は高まってしまうんですね。
衛星的すぎる生活環境
除菌スプレー、ウォシュレット、空気清浄機など、私たちの環境は、より快適な方向に進んでいます。
そして、身体に違和感があれば薬に頼るようになっています。
ある意味で過保護の環境にいますが、アレルギーに対抗しにくくなっています。
その一方、住環境は、気密性が増しています。
カビにとっても住みやすくなっていますので、換気やエアコンクリーニングの必要性が、今までよりも増しています。
遺伝
国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部の発表を読むと、
アレルギーは遺伝と環境によって発症すると考えられています。
体質的にアレルギーになりやすい赤ちゃんや子供がいるのですね。
遺伝的なものは対処できませんが、外的要因のエアコンの汚れは対処できます。
できることは、今すぐやっておきましょう。
PM2.5や花粉などの外気汚染が酷いときもエアコンクリーニングはおすすめ
花粉症の方は、春先にかけて、目の痒み、鼻水などに悩まされていると思います。
そして、花粉や、PM2.5が飛ぶ時期は、室内にも入り込み、エアコンも汚れていきます。
ハウスダストのアレルギーにも影響しますので、花粉アレルギーでお困りなら、エアコン内部をしっかり掃除してくれる業者に早めに洗浄してもらうと楽になります。
カビやホコリを取って、快適な空気で過ごしたいですね。
赤ちゃんのいるご家庭のエアコンクリーニング事例を紹介します
整理収納アドバイザー『くりん』
赤ちゃんのいるご家庭に、エアコンクリーニングに伺ったときの様子を紹介しますね。
話によると、お掃除ロボット付きのエアコンで、4年ほど掃除をしていないとのことでした。
エアコンからカビ臭さを感じ、赤ちゃんが心配になり、エアコン掃除を思いたったそうです。
4年はさすがにマズイですね・・・。
吹き出し口をのぞいてみると・・・
奥のファンから、黒いカビがはっきり!
そして、ルーバー上には、ホコリが沢山・・・。
前面パネルを開けると、エアコン内部はホコリだらけ。
フィルターも、奥の熱交換器が見えにくいほど汚れてます。
整理収納アドバイザー『くりん』
取り外したフィルターの裏側。
表側はロボットのブラシが清掃しますが、裏側はホコリが付いたまま。
お掃除付きロボットのダストボックスは、汚れであふれてました!
ここは、定期的に自分で掃除するところですが、依頼者のお母さんは知らなかったそうです。
ホコリいっぱい!
長い間、エアコンクリーニングをしてないので、高圧洗浄機で、送風ファンを洗浄した際、黒いカビの塊りが、ボロボロと流れ落ちてきます。
写真で見ても一目でわかりますよね?
フィルターの洗浄後です。
清掃後は、しっかりと熱交換器が透けて見えます。
この部屋のエアコンは、換気も少なく、エアコンを多用していました。
エアコンの使用状況がよくないと、ダニやカビで汚れも酷く、汚水も真っ黒。
整理収納アドバイザー『くりん』
エアコン内部は、アレルギーの原因になる、ホコリ、カビ、ダニで一杯です。
赤ちゃんいるご家庭や、アレルギーの子供のいるご家庭は、年に1回のエアコンクリーニングを忘れずに!
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おそうじ本舗でエアコン洗浄した体験レビュー!動画あり!